あや:
「たけしさん、服を作るときってごみが出るって聞いたけど、どんなごみなの?」
たけし:
「布を切ったときの切れ端や、糸を作るときに出る綿くず、それにもう着なくなった服や売れ残った服もごみになることが多いんだ。*国際連合によると、世界では毎秒ごみ収集車1台分に相当する服や布のごみが出ていて、そのほとんどが燃やされたり埋められたりして、新しい服などの素材にリサイクルされるのは1%未満なんだよ。」
*United Nations Information Centre (UNIC) (2025),“Five ways to reduce waste from the fashion industry”
あや:
「そんなにたくさんごみが出ているのに、ほとんどが捨てられてしまうなんて…もったいないね。」
たけし:
「そうだよ。だからこそ、「資源を無駄にしない工夫」が大事なんだ。大きく分けると、ひとつはそのまま使い続ける方法。古着として販売されたり寄付されたりする、いわゆる2次流通だね。」
あや:
「なるほど、捨てる前にもう一度着てもらうんだね。」
たけし:
「そう。そして日本では昔から、「もったいない」という気持ちから、着物をほどいて違う形に仕立て直したり、布団や雑巾に作り替えたりして、出来る限り最後まで使い切ろうという精神が息づいているよね。これは現代でいうリユースやアップサイクルに近い考え方だね。」
あや:
「じゃあ、他にはどんな工夫があるの?」
たけし:
「もう一つは、新しい素材になるようにリサイクルする方法。服や繊維の場合、その方法にも大きく2つあって、ひとつはマテリアルリサイクル。服をほぐしたり砕いたりして、新しい糸や生地にする方法。
もうひとつはケミカルリサイクル。薬品や熱を使って繊維を分子レベルまで分解してから、新しい糸に作り直す方法なんだ*。」
*Ellen MacArthur Foundation (2017), "A new textiles economy: Redesigning fashion’s future",
あや:
「なるほど。昔の知恵も、今の技術も、どっちも資源を大事にする工夫なんだね。」





