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カート

カートが空です

あや:
「たけしさん、服を染めるときって水をたくさん使うって聞いたけど、本当なの?」

たけし:
「本当だよ。布を染めるときには、染料液に浸したり、色を定着させたり、すすいだりする工程で大量の水が必要なんだ。世界全体では、染色や仕上げ加工が世界の産業排水の約20%を占めると言われているんだ*。」

*World Bank, Cleaner Production Case Study: Right First Time (RFT) Improvement Through Process Optimization – Evince Textiles Limited (2021).

あや:
「そんなに!?水を減らす工夫ってあるの?」

たけし:
「もちろん。たとえば「原着糸(げんちゃくし)」という方法。糸をつくるときにあらかじめ色を混ぜ込むから、あとで布を染料液に浸したり、すすいだりする工程がいらなくなる。つまり、本来そこで使っていた大量の水を使わなくて済むんだ。さらに、色が繊維にしっかり練り込まれているから、洗濯や日光でも色あせが起きにくいという特徴もあるよ。」

あや:
「へぇ!染めなくても色がついていて、しかも色落ちしにくいなんてすごいね。水を減らせて長く着られるなんて一石二鳥だね。」

たけし:
「そうなんだ。色の自由度といった課題はあるけど、水を減らす方法としてはとても大きな意味があるんだ。だから今も少しずつ広がってきているんだよ。」

あや:
「なるほど。課題はあっても、水を減らせるのはすごく大事だね。」

たけし:
「その通り。さらに水をほとんど使わずに染色できる「超臨界」という二酸化炭素を特殊な状態にして使う技術も登場していて、まだ一部だけど少しずつ広がりつつあるんだ*。」

* European Commission (2021), Best Available Techniques Reference Document for the Textiles Industry.

あや:
「色のつけ方ひとつで、水の使い方まで変わるんだね。」 

「その通り。服の素材にどんな工夫が込められているかを知ることが、未来の服づくりを変えていくんだよ。」