
衣料廃棄を価値に変えるアップサイクル素材

BRiCO powered by Tex2Tex® は、従来廃棄されていた繊維製品に新たな命を吹き込み、リサイクルポリエステルとして生まれ変わらせる革新的な素材です。
サステナビリティへの取り組みが急速に重要性を増す現代において、BRiCO powered by Tex2Tex® は繊維業界における循環型経済の実現に向けた具体的な一歩です。
世界と日本の繊維リサイクル市場の現状
世界の現状
世界では毎年約9,200 万トンもの繊維廃棄物が排出されています。この膨大な量の廃棄物は環境に深刻な影響を与えています。特にポリエステルのリサイクル率はわずか14% に留まっています。
リサイクルの中でもBRiCO のような「繊維to 繊維」のリサイクルはわずか2% 未満であり、大部分はペットボトル由来のリサイクル素材が占めています。
日本市場においてもリサイクルポリエステルの約97% がペットボトル由来とされており、繊維から繊維へのリサイクルはごく限られた取り組みにとどまっています。
BRiCO powered by Tex2Tex® のコンセプト
BRiCO powered by Tex2Tex は「繊維から繊維」への再資源化を実現するアップサイクル素材です。

衣料廃材から繊維へ直接再資源化
ペットボトル由来ではなく、単一ポリエステルの残反・残糸・裁断くずなど繊維業界内で発生する廃材を原料に活用

革新的技術による再資源化
洗浄・薬品を極力使用せず、低環境負荷でポリエステル構造を保持したまま再形成が可能

サーキュラーエコノミーへの貢献
衣料廃材を繊維原料として再資源化し、従来埋立・焼却されていた素材の循環利用を可能にします
リサイクル手法ごとの特性比較
BRiCO powered by Tex2Tex® は、革新的なThermo-Mechanical Reactor(TMR)技術により、繊維廃材の再資源化と低環境負荷を両立するアップサイクル素材です。
従来は埋立・焼却されていた繊維業界内の未活用資源を原料に使用し、再資源化プロセス自体も環境への負荷を最小限に抑える設計となっています。
TMR 技術:化学処理や高温反応を用いず、ポリエステル構造を保ったまま再資源化が可能
ペットボトルリサイクル:有効な手法ではあるものの、使用済みペットボトルの洗浄に多くの水・エネルギーを使用
Tex2Tex®:洗浄工程が不要で、水・エネルギー・CO2 排出の大幅削減が可能
| 手法 | 原料 | 工程 | |
|---|---|---|---|
| バージンポリエステル | 石油 | 重合・紡糸 | ー |
| マテリアルリサイクル | 飲料ペットボトルなど | (ペットボトルの場合) 洗浄 → フレーク → 再形成 | 洗浄工程あり |
| ケミカルリサイクル | 混合繊維など | 分解 → 精製 → 再重合 | 酸・薬剤処理あり |
| Tex2Tex®(BRiCO) | ポリエステル残反、残糸、裁断くず | 熱機械プロセスのみ | 洗浄・薬品ほぼ不要 |
CO2 排出量におけるTex2Tex の優位性
BRiCO powered by Tex2Tex® は、Intertek 社によるLCA(ライフサイクルアセスメント)に基づき、Tex2Tex® プロセスでのCO2 排出量に関して第三者認証を取得しています。
ベンチマーク試算においては、バージンポリエステルと比較して最大84% のCO2 排出量削減が報告されています(注¹)。
¹ 出典:Intertek「Tex2Tex™ LCA Benchmarking Data (verified in July 2022)」
他の手法におけるCO2 排出量削減効果(参考):
• ペットボトルリサイクル:バージン比でおよそ40~60% 削減とする試算例あり
• ケミカルリサイクル:バージン比で20~40% 削減とする報告例もあり
※いずれも公開資料やメーカー発表に基づく概算であり、第三者認証があるデータは多くありません
CO2排出量比較(相対比)

素材変更によるCO2 削減効果数値例
T シャツ(PE 50% CO 50%)をバージンのポリエステルからBRiCO powered by Tex2Tex® に変更した場合の1 枚あたりのCO2 想定排出量と想定削減量
| 従来素材 | 新素材 | 削減量 | |
|---|---|---|---|
| CO2 | 573 g | 315 g | 285 g |
※素材を置き換えた際のデータであり、実際の製品LCA データとは異なります。
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