CHA.CLOTHでは、素材をおなじみのお茶系飲料の製造過程で排出される茶殻から抽出した茶液で染めます。茶カテキンの持つ高い抗酸化力に着目し、その成分を繊維に付着させることで抗菌防臭効果を与えます。
現在わたしたちが採用している染色方法は茶液染めとカテキン染めの2種類です。
どちらも様々な色に染めることが可能です。
① 茶液染め(画像左)
伊藤園が取り扱うお茶系飲料の製造時に排出される茶殻をアップサイクルした茶液で染めます。染色した繊維は、茶殻に含まれる緑茶成分により抗菌防臭効果を備えています。
② カテキン染め(画像右)
専用茶畑で摘み取られた茶葉からカテキン成分を抽出、パウダー状にし、染色工程によって繊維に定着させる独自の製法で作られています。植物エキスの染着法である媒染法とは異なり、染着媒体に金属イオンを一切使わない安全な染色技術を用いてます。また、染色時に用いる化学副原料も従来に比べ大幅に抑えた環境に優しい手法です。
画像左: 無地(白)糸を茶液のみで染色
画像右: カテキンパウダーと染料を入れて染色
本来であれば捨てられてしまう茶殻をリサイクルするという、アップサイクルの視点に立って開発した素材です。